オープンステアーの盲点とステアカバー

我が家は2階建です。というわけで階段が1か所あります。

折り返す普通の階段と迷いつつ、モデルハウスで見たオープンステアーの素敵さについつい惹かれて、採用しました。段数が多いのと少ないのが選べますが、広さの関係上、段数が少ない(1段の高さが高め)のものを選択。リビング内でストレートに上がる、オープンステアーです。



オープンステアーを採用するにあたって、心配していたことが2つありました。

確かにデザイン的にはかっこいいですが、2階と筒抜けになるので

寒いのではないか?

ということ。
冷暖房の効きが悪い、というのも、リビングイン階段ではよく聞く話でした。(一条とは無関係に。)

それから、

音が響いてうるさいのではないか?

ということ。
実はこれ、実際に宿泊体験で凄くうるさかったのです。1階の音が2階に響いてくる感じで。嫌だなあ、と秘かに思っていました。それもあって、採用後も壁紙選択の際に「吸音効果のある壁紙はないですか?」と確認したくらいです。


で、実際に住んでみての感想ですが。

寒さに関しては無問題でした。

そりゃそうですよね。全館床暖房なので、どこにいっても同じような温度です。寒気がおりてくるとか、そんなことありませんでした。ただし、逆はまだ分かりません。つまり、夏場、暑さに関してです。

そちらは床暖房は関係ないので、冷房の効きがどうなるか?は夏場になってみないと検証できません。熱気が上に上がる可能性はありますし、エアコンが効きづらい可能性は十分にあり得ます。それについては半年後のお楽しみに、ですね…。

もうひとつの音の方ですが。

2階にいると、1階のリビングの様子は分かりやすいです。その意味では、かなりうるさいのかも。でも裏返せば、小さい子どもを下に置いてきても、何となく気配が分かるので安心感があります。もっと子どもが大きくなれば、2階の自室にいても1階のリビングのTVの音がうるさい!と怒るかもしれません。特に我が家は、オープンステアの真下にTVを設置しているので、そうなりますね。


というわけで、音が気になる人はやっぱり、オープンステアーはお勧めできないかもしれませんが、元々音が気になる人だった自分でも、今の時点ではうるささよりも「階下の気配が感じられる」ことにメリットを感じているので、それをメリットと思える場合は、かなりアリです。(それをメリットと思える人生のフェイズにいる、というだけかもしれません。つまり、小さい子どもがいるステージ。少し経って小さい子どもでなくなったとき、このメリットはデメリットに変わる可能性があることは、気に留めていても良いかと。)


そんなオープンステアーですが。
ここまでは建築前にも気になっていたこと。もうひとつ、実際に住んでみて、思わぬ盲点があって

「おおお!!!???Σ( ̄ロ ̄lll) 」

となりました。
小さい子どもがいる我が家なのですが。階段下にはベビーゲートを設けています。オプションで付けられるものにするかどうか、かなり迷いましたが、それほど長い期間使うものでもなし、赤ちゃん用品売り場で買ってきて、自分で取り付けることに。まあ、一般的なものです。階段の入口のところに突っ張り棒でとうせんぼするタイプなのですが。これで0歳児は上がってこられず、完全にシャットアウトできていますが、2歳児はダメでした。

2階で洗濯物を干していて、はっと振り返ると…いる!
何故か階段を上がってきている!!
ベビーゲートは確かに抜けられないし、乗り越えたわけでもないのです。最初はまったくもって、分かりませんでした。

しばらくして、実際に突破している様子を見て、初めて腑に落ちました。
なるほど、オープンステアーだからこそ、突破できるのだと。

オープンステアーは階段のステップがオープンになっています。普通の大人なら通り抜けは難しいかと思うのですが、2歳児くらいだと頭が小さいので、階段と階段の間を、下から通り抜けられるのです。なので入口をふさいでも2段目と3段目などの間を下からするりと通り抜けて頭を出して這い上がれるのでした。

いや、最初にそれを目撃したときはびっくりしました…。上から降りてきたら、階段のステップに子どもの頭だけがひょっこり出ていたのですから。

生首か!

下手すると首つりになってしまいそうで、非常に恐ろしいです。

ところがこの事態、実は一条は分かっていました。知らなかったのは自分の方だったのですね~。そのために一条から引き渡し時に提供されていたものがあったのです。

それが「ステアカバー」です。階段の下の方に取り付ける大きな専用カバーです。引き渡し時に頂いたのに、子どもの落下防止とばかり思っていたので、階段入口をふさげば、いらないのかな?と、そのまま袋詰めになっていました。なるほど、子どもが下からやってくるのを防ぐためのものだったのか!と、侵入されて初めて合点がいきました。早く取り付けないと、ですね。先人たちの要望で採用されてようなので、いやはや皆様、ありがとうございます。でも落下は想定していたけれど、まさか侵入してくるなんて、まったく考えていませんでした。子ども、難しいです。

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